DATE : 2007/09/16 (Sun)
派遣社員として働く場合、健康保険の加入は派遣先でなく派遣会社でする事になります。
健康保険の加入については派遣会社によって、一定期間が過ぎないと加入できないとかすぐに加入できるとか言う事が違うといった事もあるようです。
必要最低限の知識は身につけ、後々困った事にならないようにしておきましょう。
派遣先とどういった条件で契約するかにより健康保険の加入はできる場合とできない場合があります。
健康保険と厚生年金保険の総称を社会保険といい、社会保険の適用事業所に雇用される人は全て加入義務があるのが原則です。
派遣社員が社会保険に加入する場合は条件があります。
雇用契約が2ヶ月を超える場合、そして1日または1週間の労働時間と1ヶ月の労働日数が通常社員の概ね4分の3以上である場合に加入が可能です。
勘違いしやすいのですが、雇用契約2ヶ月という条件は2ヶ月経過後に可能となるという意味ではありません。
労働条件の明示書に記載される契約期間が2ヶ月を超えていれば勤務開始の初日から加入できます。
保険に加入する場合は、保険料の負担は派遣会社との折半となります。
ですが加入可能であった期間が派遣会社のミスなどにより未加入となっていた場合、過去の未加入期間の保険料は派遣会社の負担となります。
DATE : 2007/09/15 (Sat)
人材派遣健康保険組合(派遣健保)は派遣社員の生活の安定および福祉の増進を目的として2002年5月に設立されました。
設立母体は社団法人人材派遣業協会で、短期間の就業や短いサイクルで就業先が変わっていく派遣社員の勤務スタイルに適したサービス内容となっています。
一般的な健康保険制度では派遣期間の終了後次の派遣先が決まるまでの間は国保と国民年金に切替える必要がありました。
任意継続被保険者制度を使う事もできますが、派遣期間中は派遣会社との折半負担だった保険料は全額負担する必要があります。
一般雇用を対象とした保険制度は派遣で働く人にとってはとても使い辛いシステムだったのです。
派遣健保では、派遣期間が満了しても2ヶ月以上継続して派遣健保に加入していれば、本人の申請により引続き被保険者になる事ができます。
また保険料についても以前に比べ引下げられ負担が軽くなっています。
また次の派遣先が決まるまでの期間が1ヶ月以内であれば、そのまま手続き不要で被保険者でいられるようになっています。
派遣健保の保険料率は政府管掌保険と比べ0.5%低く設定されており、負担も軽く済む配慮がされています。
このように派遣で働く人にとって大変魅力的なシステムとなっている派遣健保ですが、自分が登録する派遣会社が未加入であれば加入する事はできません。
どの派遣会社に登録するかを決める際にはこの派遣健保の加入会社であるかも確認した方がよいでしょう。
DATE : 2007/09/14 (Fri)
派遣会社は派遣登録しているスタッフに仕事を紹介するのが仕事です。
ですがそうはいってもスタッフの中には仕事の紹介をしやすい人とそうでない人がいるようです。
では派遣会社が紹介しやすいと感じるのはどんなスタッフでしょうか。
クライアント企業が欠員も出ていないうちから前もって派遣会社に紹介を依頼するという事は少ないのが現状です。
その為就業可能日よりあまりかけ離れた早すぎる登録をしても紹介にはつながりにくいようです。
これはスタッフの人間性とは関係ない理由なので、登録のタイミングを見計らう事で解決できますね。
ではスタッフ自身の評価が高く紹介をしやすいと感じさせる人は派遣会社側がどんな印象を受けた場合でしょうか。
スキルや経験は高い方がいいのはもちろんですが、それ以上にヒューマンスキルも重視されるところです。
少々スキルが低くてもビジネスマナーを心得ている人は、スキルが高くてもマナーの悪い人よりも高評価を受けます。
人当たりがよく現状の報告等派遣会社とのコミュニケーションをとっている人や柔軟な対応ができる人は派遣先でも好印象を与えると判断されるようです。
一方派遣で働くという事に対する意識や理解度が低いと感じさせるスタッフや、自分の明確な目標が定まっていないようなスタッフは敬遠されます。
派遣元の会社の名前を背負って働く派遣社員にとって、ビジネススキルと一緒にヒューマンスキルも磨く事はとても重要だといえるでしょう。
DATE : 2007/09/13 (Thu)
販売や接客の派遣はオフィスワークの派遣と比べ、未経験でも大丈夫な場合が比較的多い職種です。
販売の仕事内容は接客やレジ、在庫の確認、商品の陳列等販売に関する一連の業務で結構多岐にわたります。
派遣先は化粧品店や食品業界、家電量販店、洋品販売等幅広く、自分の好きなものの業界で働く事ができます。
一方接客の仕事内容はショールームやホテル、レストラン等での顧客対応になります。
販売も接客もサービス業なので、一番に心掛けるポイントは来たお客様が満足できるサービスを提供するという事です。
それにはお客様のいわれた商品をただ出すだけ、ただレジを打つだけではなく、対応するお客様がその時に何を求めているかを考える必要があります。
それによって合う商品を勧めたり、販売しやすい陳列を考えたりする事で「またここに来たい」「ここで買い物をしたい」と思ってもらえるようになるのです。
未経験でも訪れたお客様の立場に立った接客ができれば問題はありません。
かえって未経験だからお客様側の気持ちが理解しやすく同じ視点で考えられるという事もあります。
派遣のシステムを上手く活用し、未経験でも興味のある分野にどんどんチャレンジして接客・販売のプロを目指しましょう。
DATE : 2007/09/10 (Mon)
派遣契約中によく聞かれる問題に派遣期間の途中での契約終了があります。
契約満了前に派遣会社から突然契約終了を告げられた場合、何等かの補償はしてもらえるのでしょうか。
派遣社員が雇用契約を結んでいるのは派遣会社なので、契約の途中終了によって派遣先に生じる影響は関係ないという事になります。
現実的には派遣会社もクライアント企業に対しての信用問題があるので、関係ないとは言っていられない気はしますが..。
契約が途中終了となる場合は、休業補償と契約短縮のどちらかになります。
派遣会社との契約期間が残っているのにも関わらず、業務を続けさせる事ができない何らかの事情が発生した場合は派遣会社は休業補償をする義務があります。
派遣先の事情等により契約を途中終了させた時には、派遣会社は契約満了日まで空白の期間がないように同条件の仕事の紹介をしなくてはなりません。
ですがそれができない場合には、紹介が間に合わず業務に就けなかった期間は休業として平均賃金の60%を支払い休業補償をする必要があるのです。
ですがもし派遣会社から紹介があったにも関わらずその仕事を断ってしまうと、仕事をする意思がないと判断され休業補償が打切られてしまいます。
法律で定められている休業補償ですが、もし万が一同意書にサインする等して短縮する事に同意をしていた場合はこれに当りません。
派遣会社との契約期間と短縮する事は双方合意の上という事になりたとえ契約期間が残っていても補償はありません。
後で損をする事がないように契約に関する書面は必ずしっかりと目を通しましょう。